『本の旅人』で連載された「村田エフェンディ滞土緑」もついに単行本化。連載も読んでたので、だいたいの感じはわかってるんだけど、1ヶ月に1回の連載と一気に読むのはやはり違うかも。読むのは2度目(といっても連載時とはちょっと違うところもあるけど)のせいか、読みやすかった。うん、やっぱり本は自分のペースで読むに限る。装丁と挿絵も良い感じ。…ただ、帯の文には若干違和感が…。
気になった箇所もちょこちょこあったけど、やっぱり抜き出すのはここか。←連載時にも抜き出した記憶が…。
−人の世は成熟し退廃する、それを繰り返してゆくだけなのだろうかと。 −「ええ、いつまでも繰り返すでしょう。でもその度に、新しい何かが生まれる。それがまた滅びるにしても、少しずつ少しずつ、その型も変化してゆくでしょう。全く同じように見えていてもその中で何かが消え去り何かが生まれている。そうでなければ何故繰り返すのでしょう。繰り返す余地があるからです。人は過ちを繰り返す。繰り返すことで何度も何度も学ばねばならない。人が繰り返さなくなったとき、それは全ての終焉です(p.93)。
この箇所、僕の歴史観にかなり近いので(というかほとんど同じ)。
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